企業成長の土台となるものです。貸借対照表、損益計算書に基づき、企業の健康診断を行います。業界平均と比較し、課題を洗い出し、対策を打っていくことになります。


資金繰りは「黒字倒産」という言葉にもあるように、企業存続に係るものですので、問題があればすぐに浮き彫りとなり、対策を打てる態勢づくりがポイントです。

【キャッシュフロー計算書の構造】
●営業活動によるキャッシュフロー:
本業の営業活動によるもの
●投資活動によるキャッシュフロー:
投資(固定資産取得や有価証券購入)によるもの
●財務活動によるキャッシュフロー:
調達(借入金の調達や社債の発行)など
●フリーキャッシュフロー :
会社が自由に使えるキャッシュ
以下の日繰り表は、仕入出金から売上入金のサイクルが1週間程度の会社で、日々お金を無駄なく効率的に回したいという場合や、経営が苦しく、日々の入出金額が会社の生死を分ける、といった場合に使われます。

資金別貸借対照表は、会社を「創業してから儲けたお金」や「借入したお金」を、どれだけ稼ぎ、どれだけ残っているのかを、色分けした表です。。

継続損益資金
【継続損益資金】
継続資金は、会社の手元に残る資金です。 利益が発生していても、売掛金が多額であれば 、会社にお金が入って来ません。
【実質損益資金】
創業以来、企業が獲得してきた損益資金の、最終的な資金ベースの利益の額です。
【正味損益資金】
自社の資金を使って、設備投資をしたら、どれだけ資金が残るかを示すものです。
【安定資金】
安全資金は、資金がどの程度余裕があるか、を示しています。
【修正安全資金】
安定資金のマイナスを短期借入金で穴埋めする状況の場合は、早急な対応が必要となります。