GitHub Codespaces~安全にClaude Codeを動かす手順~

「自分のPCのデータを壊されたり、大事なファイルを勝手に見られたりしたらどうしよう……」と不安な方へ。

GitHub Codespaces(ギットハブ・コードスペース)を使えば、あなたのパソコンを一切汚さずに、インターネット(クラウド)上に用意した「安全な使い捨ての実験室」の中でClaude Codeを実行できます。

個人利用なら毎月60時間まで無料で使えます。以下のステップ通りに進めれば、15分ほどで安全な環境が手に入ります。

1. 全体イメージ:何をするの?

  [ あなたのパソコン ] (安全!)
         │
  (ブラウザで操作)
         ▼
  [ GitHubのクラウド ] ☁️(隔離された安全な部屋)
         │
         ├─ フォルダ(AIに見せたいファイルだけを置く)
         └─ 仮想パソコン(ここでVS CodeとClaude Codeが動く)

あなたのパソコンは、ただクラウドの画面を「映している」だけです。AIがここでファイルを削除したり、プログラムを実行したりしても、影響はすべてクラウド上にとどまり、あなたのパソコンには1ミリも影響しません。

2. 準備:GitHubアカウントを作ろう(完全無料)

まずは、クラウドの部屋を提供してくれる「GitHub」というサービスのアカウントを作りましょう。

  1. GitHubの公式サイト にアクセスします。
  2. 右上の 「Sign up(新規登録)」 をクリックします。
  3. 画面の指示に従って、メールアドレス、パスワード、ユーザー名を入力します。
    • パズルによる人間確認などがあります。
  4. 登録したメールアドレスに届く確認コードを入力すれば、アカウント作成は完了です。

3. 手順1:AIの作業場(箱)を作ろう

GitHubでは、作業用フォルダのことを「リポジトリ」と呼びます。まずは空のフォルダ(リポジトリ)をクラウド上に1つ作ります。

  1. GitHubにログインした状態で、画面右上にある 「+」アイコン「New repository(新しいリポジトリ)」 をクリックします。
  2. 設定画面が出たら、以下のように入力します:
    • Repository name(リポジトリ名): claude-sandbox など(アルファベットで好きな名前を入力)。
    • 公開設定(Public / Private): 必ず 「Private(非公開)」 にチェックを入れてください。これであなた以外は中身を見られなくなります。
    • Add a README file: ここにチェック(オン)を入れます(これでフォルダが空ではなくなり、操作しやすくなります)。
  3. 画面最下部にある緑色の 「Create repository」 ボタンを押します。

これで、クラウド上にあなた専用の鍵付きフォルダが完成しました。

4. 手順2:AIに処理させたいファイルをアップロードする

このフォルダに、AIに読ませたい資料(テキストや画像など)をアップロードします。

  1. 作成したリポジトリのページ(今開いている画面)の右上にある 「Add file」 ボタン ➔ 「Upload files」 を選択します。
  2. あなたのPCから、AIに処理させたいファイル(例:動画の書き起こしテキストや、仕分けしたい請求書データなど)をドラッグ&ドロップで枠の中に放り込みます。
  3. 画面下の緑色の 「Commit changes(変更を確定)」 ボタンを押します。

5. 手順3:クラウド上のパソコン(Codespace)を起動する

いよいよ、このフォルダを読み込んだ「仮想パソコン」を立ち上げます。ボタン1つで起動します。

  1. リポジトリの画面中央にある、緑色の 「<> Code」 というボタンをクリックします。
  2. タブから 「Codespaces」 を選びます。
  3. 「Create codespace on main」(または「New with options…」)という緑色のボタンをクリックします。
  4. 画面が切り替わり、数分待つと、ブラウザの中に「VS Code」の画面が立ち上がります。

これは何?

今ブラウザに映っているのは、あなたのパソコンではなく、GitHubのサーバーの中で動いている「仮想のパソコン」です。左側のファイル一覧を見ると、先ほどアップロードしたファイルがすでに入っていることが分かります。

6. 手順4:クラウド上でClaude Codeを動かす

起動したクラウド上のVS Codeに、Claude Codeをインストールして接続します。

  1. 日本語化する(必要に応じて):
    • 左側のメニューにある「拡張機能(テトリスのブロックのようなアイコン)」をクリック。
    • 検索窓に Japanese と入力し、Microsoft製の日本語パッケージを「Install」し、右下の指示に従って再起動します。
  2. Claude Codeをインストールする:
    • 再び「拡張機能」メニューを開き、Claude と検索します。
    • 開発元が Anthropic の「Claude Code」をインストール(Install)します。
  3. Claudeアカウントと連携する:
    • 右上に表示される「Claude」のアイコンをクリック。
    • 「Sign in to Anthropic」 などのボタンを押し、ご自身のClaudeアカウントでログインして連携を許可します。
  4. AIに指示を出す:
    • 左メニューのClaudeアイコンから「New Session」を立ち上げます。
    • チャット欄に「このフォルダに入っているテキストファイルを読み込んで、要約してパワーポイントにまとめて」などと日本語で指示を出します。
    • AIは、クラウド上の安全なフォルダの中でファイルを読み書きし、作業を完了してくれます。

7. 超重要:使った後の「お片付け」(無料時間を守るために)

Codespace(クラウド上の仮想パソコン)は、起動している間、無料枠(月60時間)を消費し続けます。

使い終わったら必ず電源をオフ(停止)にしましょう。

一時的に停止する方法(また後で使うとき)

  1. ブラウザのVS Code画面の左下にある、緑色の「Codespaces」と書かれたマーク(または「><」のようなマーク)をクリックします。
  2. 画面上部に出てくるメニューから 「Stop Current Codespace(現在のCodespaceを停止)」 をクリックします。
  3. これでクラウド上のパソコンの電源が落ち、時間の消費が止まります。次回使うときは、GitHubのサイトからいつでも再起動できます。

不要になって丸ごと消去したいとき

  1. GitHubのCodespaces管理画面 にアクセスします。
  2. 作成したCodespaceの右側にある 「…」ボタン を押し、「Delete」 をクリックして削除します。中身は消えますが、無料枠は一切消費されなくなります。

まとめ:これだけ守れば100%安全!

  • AIに見せてもいい、処理させたいファイルだけをアップロードする。
  • あなたのPCのローカルデータ(デスクトップの他のファイルなど)にはAIは絶対にアクセスできません。
  • 使い終わったら「Stop」して電源を切る。

この手順を使えば、セキュリティの心配から完全に解放されて、AIエージェントの強力な自動化パワーを体験することができます