SNS全盛期の今、ホームページ(HP)は「銀行口座を作る時くらいしか使わない古いもの」と思われがちですが、実は現代こそが「最強のオンラインプレゼンス(ネット上の存在感)」を発揮する武器になります。
1. なぜ今さらホームページが必要なのか?
SNSは情報の流れが速く、フェイクニュースや誇大広告も溢れています。ユーザーや取引先が「この人は本当に信頼できるのか?」と疑った時、最終的な裏付けとしてチェックするのがホームページです。
SNSが「今の活動」を伝えるリアルタイムの道具であるのに対し、ホームページは「過去から現在までの実績」を体系的に伝える履歴書のような役割を果たします。
2. 現代におけるホームページの6つの役割
ホームページを単なる「会社案内」で終わらせず、以下の6つの役割を意識して運用することが重要です。
| 役割 | 内容 |
| ブランディング・広報 | メディア取材を獲得し、信頼性を高める |
| アライアンス(JV)獲得 | 一緒に仕事をするパートナーや取引先を捕まえる |
| 営業・エンゲージメント | 商品への関心を広げ、顧客との繋がりを深める |
| 検索の優位性 | 自分の名前や会社名で検索した際、一番上に表示させる |
| 採用ツール | 会社の雰囲気や理念を伝え、優秀な人材を集める |
| IR(投資家向け情報) | 財務状況やビジョンを公開し、ステークホルダーへ周知する |
特に重要なのは「ブランディング」と「アライアンス」です。商品を売るためのページ(LP)とは異なり、ホームページは「社会的な信頼」を勝ち取るための場所です。
3. ホームページに入れるべき5つの必須項目
信頼を勝ち取り、問い合わせを増やすために以下の情報を掲載しましょう。
- 基本情報
・代表者挨拶、プロフィール(写真や動画を活用)・企業理念、会社概要・アクセス情報、プライバシーポリシー・メンバー紹介(スタッフの声や集合写真は信頼を高める) - 事業概要
・何を提供し、社会のどんな問題を解決しているのか・他社と何が違うのか(差別化ポイント) - メディア実績(最重要)
・テレビ出演、新聞・雑誌掲載、書籍出版などの実績・実績がない場合は、3万円程度で出せる「プレスリリース」を継続して出し、その情報を蓄積する - 採用情報
・仕事内容、労働条件、福利厚生・スタッフへのインタビュー(動画が効果的) - 問い合わせフォーム・
「取材はこちら」「講演依頼はこちら」「共同事業(JV)はこちら」など、目的に合わせた項目を用意する
4. 劇的に成果を変える「3つの鉄則」
箇条書きで重要なポイントをまとめます。
・問い合わせはトップページに置く
多くの人は1ページ目(トップ)しか見ません。取材や取引のチャンスを逃さないよう、トップページに分かりやすい問い合わせボタンを設置しましょう。
・実績を一番上に持ってくる
ホームページを訪れる人は「確認」に来ています。言葉で飾るよりも、過去のメディア出演や取引実績をズラリと並べる方が、何倍も信頼を得られます。
・更新頻度を保つ
5年前から更新されていないページは、不信感を与えます。最低でも月に1回はニュースやお知らせを更新し、会社が動いていることを示しましょう。
5. 具体的な制作・改善のステップ
これからホームページを作る、あるいは改善するための具体的なアドバイスです。
- 目的を絞る
「メディア取材を増やしたいのか」「採用を強化したいのか」など、目的を1〜2個に絞ってトップページを構成します。 - UI/UXを意識する
デザインが古臭いだけで損をします。今風の「見やすさ(UI)」と「心地よい体験(UX)」を意識しましょう。最近では、スマホで見やすい「縦型動画」をページ内に埋め込むのがトレンドです。 - ロゴや色にこだわる
研究データによると、鮮やかで彩度の高い色(ビビッドカラー)の方が好感を持たれやすい傾向にあります。ただし、高級感を出すなら黒など、ブランドの方向に合わせることも大切です。 - テンプレートを活用する
予算がない場合は、WordPressの「TCD」のような高品質なテンプレートを使えば、3万円程度の投資でプロ級のデザインが手に入ります。
まとめ
ホームページは、SNSという「入り口」から入ってきた人を「確信」に変えるためのハブ(拠点)です。
「何をやっている会社か」ではなく「社会のどんな問題を解決しているか」というメッセージを掲げ、そこに確かな「実績」を添えること。これだけで、ビジネスにレバレッジ(テコ)が効き、メディアや企業からのチャンスが舞い込むようになります。
まずは、自分のホームページのトップページに「実績」と「取材窓口」があるか、今すぐ確認してみてください。
