福岡の統計 令和7年(2025年)10月

「福岡の統計 令和7年(2025年)10月」のデータを整理したものです。

主要統計一覧

以下の表に、主要な指標とその前年同月比(または前月差)をまとめました。

項目数値前年同月比等
福岡市 世帯数905,867 世帯1.7% 増
福岡市 人口1,671,778 人0.8% 増
消費者物価指数 (福岡市)112.23.2% 増
新車販売台数 (福岡県)10,733 台8.4% 減
新設住宅着工数1,227 戸20.4% 減
企業倒産件数45 件4.7% 増
福岡空港 国際線乗降客数734,567 人12.0% 増
有効求人倍率 (福岡県)1.10 倍6.8 pt 増

統計データの詳細分析

分析の結果、以下の3つの特徴が見て取れます。

  1. 物価上昇と消費行動の変化
    福岡市の消費者物価指数は3.2%増と、全国平均の2.8%を上回るペースで上昇しています 。この影響か、百貨店売上高は1.2%増と堅調な一方で、新車販売台数(8.4%減)や新設住宅着工数(20.4%減)といった高額な耐久消費財・資産への支出は大幅に落ち込んでいます 。物価高が生活防衛意識を高め、大きな買い物への慎重姿勢につながっていると考えられます。
  2. 企業の資金需要と経営リスクの増大
    信用保証件数が17.3%増、保証高が27.7%増と、中小企業の資金繰り支援への依存が強まっています 。一方で、企業倒産件数は4.7%増加し、負債額にいたっては34.6%と大幅に増加しました 。これは、一部の企業で経営状況が深刻化し、倒産規模が大型化している兆候を示唆しています。
  3. 人流と観光の活発化
    交通インフラの利用は総じて好調です。特に地下鉄空港線博多駅(4.1%増)や七隈線博多駅(7.3%増)の乗降客数が増加しており、都市部での移動が活発です 。また、福岡空港の国際線乗降客数が12.0%増、全国の訪日外客数も17.6%増となっており、インバウンド需要の回復が顕著です 。ただし、福岡県の延べ宿泊者数は5.5%減となっており、日帰り客の増加や宿泊拠点の分散など、宿泊形態に変化が起きている可能性があります 。