Google AI Studio によるアプリ構築

Google AI Studioは、Googleが提供する無料の生成AI開発プラットフォームで、主にGeminiモデルを活用してAIアプリケーションのプロトタイプ作成や開発を可能にします。特に2025年5月のGoogle I/Oで発表された「Build」機能が注目されており、自然言語(日本語を含む)で指示するだけで、Webアプリのコードを自動生成し、ブラウザ上で動作確認できます。これにより、プログラミング経験がなくても、アイデアを素早くアプリ化できる点が強みです。

アプリ構築の手順

Google AI Studioでアプリを構築する基本的な流れは以下の通りです。所要時間は数分から数時間で、無料で利用可能です。Googleアカウントでログインして開始してください。

  • アクセスと準備: ブラウザで「Google AI Studio」を検索し、公式サイト(aistudio.google.com)にアクセス。Google Cloudアカウントを作成(無料)し、左側のサイドメニューから「Build」を選択。
  • プロンプトの入力: 中央の入力ボックスにアプリの仕様を自然言語で記述。例えば、「営業トークの練習アプリを作成。顧客タイプを選択してAIと会話練習できるように」と入力。詳細を具体的に書くほど精度が向上します。
  • 自動生成とプレビュー: 「プロンプトを実行」をクリックすると、AIがHTML/CSS/JavaScriptコードを生成します。
  • 編集と修正: 生成されたコードを内蔵エディタで直接編集、または追加プロンプトで修正(例: 「デザインを赤基調に変更」)。バグ修正時は原因を特定するプロンプトを試す。
  • 保存イ: アプリを保存します。
  • 共有とエクスポート: コードをダウンロード(GitHub連携可)し、共有URLを発行できます。

活用事例の比較(表)

以下は、Google AI StudioのBuild機能を使った実際のアプリ事例です。

スクロールできます
事例名概要活用シーン所要時間(目安)注意点
営業練習顧客タイプを選択し、AIとリアルタイム会話練習。商品提案のフィードバック機能付き。営業トレーニング数分長い会話で文脈が乱れやすい
在庫管理アプリ商品名・数量・入出庫日を記録し、在庫不足時に警告表示。社内業務管理10-30分機密データをプロンプトに入力NG
インタラクティブ絵本読み手選択で物語が分岐。画像生成とテキスト連動。教育・エンタメ数分マルチモーダル入力で画像精度向上
ピクセルアートメーカー色指定でピクセルアートを生成・編集。クリエイティブプロトタイプ5-15分曖昧プロンプトでデザインずれ
動画アナライザー動画アップロードで要約・シーン説明を自動生成。メディア分析20分スターターアプリを基にカスタム

これらの事例は、AIの自動生成を基盤に人間の微調整で完成度を高めています。無料ながら、Gemini モデル使用で高精度です。

注意点

  • 料金: 基本無料ですが、高負荷時はGoogle Cloudの課金が発生する可能性あり。詳細は公式ドキュメントを確認。
  • 制限: プロンプトの曖昧さで出力が不十分になる場合あり。チャットをリセットして再試行を推奨。機密情報(APIキーなど)は入力避ける。

これで基本的な構築が可能です。詳細はGoogle AI Studioの公式ガイドを参照してください。

作成例

チラシ作成アプリ

プロンプト

以下のチラシ(商品案内)作成アプリを作成ください。
#条件 集客につながるデザイン HTML形式 A41枚に必ず収めて シンプルな落ち着いたカラーの植物の背景画像を入れてください。
 
チラシタイトル:<例 カフェの新メニュー紹介チラシ>>
目的:<<例 夏限定の冷たいドリンク5種類の紹介と来店促進 >>
ターゲット:<<例 20-40代 ・オフィスワーカー ・健康志向の方 >>
特徴:<<例 オーガニック素材使用 ・低カロリー ・テイクアウ ト可能 >>
トーン:<<例 爽やかで親しみやすく ・少し洒落た表現 >>
写真 :最大8枚の画像を入れる
MAP:場所を表す1枚の画像を入れる

作成コード

画面