自動車部品製造業(50人規模)スパイラル型支援ステップ

ステップ / 訪問回支援レベルとテーマ主な実施内容とポイント期待される成果と次のステップ
第1〜2回レベル1:5S診断・実行・経営層ヒアリングと現場歩行調査
・作業者との座談会で困りごとを可視化
・工具や部品の置き場所決定と白線・ラベル貼り
before/afterの記録と宿題提示
・探し物時間の削減
改善文化の萌芽
・レベル2(プロセス改革)へ
第3〜4回レベル2:プロセス改革・ボトルネック工程のタイムスタディ(時間分析)
・外段取り化による段取り替え時間の短縮
・工程間の物流改善と仕掛品(WIP)の削減
・新ルールの標準化と現場掲示
・リードタイムの短縮
省力化効果の数字化
・レベル3(DX化)へ
第5〜7回レベル3:DX化(情報化)・事務フローの可視化と手書き日報の廃止
・Excelやスマホを活用した簡易DXの実装
・データの自動集計とグラフによる見える化
・従業員のデジタルリテラシー向上と訓練
・事務工数の大幅削減
データドリブン経営の基盤
・レベル4(自動化)へ
第8〜9回レベル4:自動化・先進化・小型ロボットやAI検査等の自動化投資の検討
・投資回収シミュレーションと優先順位付け
省力化投資補助金の申請書作成支援
・全レベルを通じた総合効果測定
・手作業の機械置換
補助金による資金調達
・総合的な生産性向上
第10回総合確認・自走化支援・3.5ヶ月間の改善定着度を最終評価
・改善委員会や朝礼の仕組み化(ルーチン化)
・削減した時間の活用方法(営業・教育)の策定
・今後の継続支援オプションの提示
自走化体質の完成
・持続可能な経営基盤
・次なる成長フェーズへ

「PDCA小循環×4段階レベルアップ」実装モデル


支援体系の全体イメージ

【支援期間:約3.5ヶ月、10回訪問】

第1~2回:    ┌─ レベル1(5S)診断・実行
           ├─ 現状分析 → 宿題実施 → 効果確認 → 見直し
           │
第3~4回:  ├─ レベル2(プロセス改革)診断・実行
           ├─ 現状分析 → 宿題実施 → 効果確認 → 見直し
           │
第5~7回:  ├─ レベル3(DX化)診断・実行
           ├─ 現状分析 → 宿題実施 → 効果確認 → 見直し
           │
第8~9回:  ├─ レベル4(自動化・先進化)検討
           ├─ 現状分析 → 投資検討 → 補助金申請支援
           │
第10回:    └─ 総合効果測定&自走化確認
              └─ 「次ステップ」の意思確認

【完了後】
  ┌─ 継続希望 → 改めて申し込み(追加支援)
  └─ 自走   → フォローアップ相談(随時)

各訪問の実施フロー(スパイラル型PDCA)

【第1回訪問】初期診断&レベル1準備(3~4時間)

目的

  • 全体像の把握と信頼構築
  • レベル1(5S)の課題を可視化
  • 現場作業者の協力体制を整える

実施内容

①経営層ヒアリング(30分)

確認項目:
  ├─ 企業概要(製品、月間生産数、従業員数)
  ├─ 現在の経営数字(稼働率、納期遵守率、不良率)
  ├─ 最大の経営課題(人手不足?品質?納期?)
  ├─ 支援への期待値
  └─ 支援期間中の体制(部会責任者指名)

②現場全体の歩行調査(60分)

観察ポイント:
  ├─ 【レベル1】5S状況
  │   ├─ 工具・部品の整理状況
  │   ├─ 作業場の清潔度・整頓度
  │   ├─ 指示書・ルールの掲示状況
  │   └─ 作業導線の効率性
  │
  ├─ 【全体】ボトルネック工程の初期発見
  │   ├─ 待機・滞留がある工程は?
  │   ├─ 段取り替えに時間がかかる工程は?
  │   └─ 品質チェックに時間がかかる工程は?
  │
  └─ 環境測定
      ├─ 温度・湿度・騒音
      └─ 環境改善の必要性

③現場作業者との座談会(60分)

対話内容:
  ├─ 「毎日、最も困っていることは?」
  ├─ 「無駄だと感じる作業は?」
  ├─ 「改善できたら嬉しいことは?」
  ├─ 「現在の作業ルールについて、分かりづらいことは?」
  └─ 「新しいツール・機械導入について、不安は?」

  ※作業者の「困りごと」を尊重→積極的に改善に巻き込む

④レベル1課題の初期リスト化(30分)

記録内容:
  ├─ 【工具・部品の整理】
  │   ├─ どこに何があるか分からない箇所
  │   └─ 毎日探している時間
  │
  ├─ 【作業環境】
  │   ├─ 作業スペースの混乱度
  │   └─ 動線上の障害物
  │
  ├─ 【情報・指示書】
  │   ├─ ルールが文書化されていない作業
  │   └─ 属人的に進められている工程
  │
  └─ 【清潔度・安全】
      ├─ 油・切粉が散乱している箇所
      └─ 安全リスク

⑤宿題の提示と説明(30分)

実施宿題:
  1. 「月間生産数、稼働日数、従業員当たり生産数を整理してください」
  
  2. 「朝礼で全員に『今日から、工具が散乱していないか』を
     チェックするよう指示してください。気づいたことをメモしておく」
  
  3. 「最も『探し物に時間がかかる』工程の責任者に聞いて、
     具体例を3つ以上、教えてください」
  
  4. 「各工程の『現在ルール』を書き出してください
     (文書にまとめるのでなく、簡単なメモでOK)」

  ※1週間で実施、第2回訪問で確認

【第2回訪問】レベル1・実行&効果測定(3~4時間)

目的

  • レベル1の課題を「目で見える化」
  • 現場での改善実施
  • 第一次効果を確認

実施内容

①宿題確認(30分)

確認事項:
  ├─ 経営数字は揃ったか(生産数、稼働日)
  ├─ 朝礼での「チェック」は実施されたか、気づきは?
  ├─ 「探し物」の具体例は出たか
  └─ 各工程ルールの整理は?

②レベル1改善の現地指導(120分)

実施内容:

① 工具・部品の置き場所決定(45分)
   ├─ 「探し物」が多かった工程に行く
   ├─ 現在どこに何があるか、一緒に調査
   ├─ サポーターが「置き場所の標準」を提案
   │   (使う順序→戻す場所を一体で決める)
   ├─ 白線やラベル張りを一緒に実施
   └─ before/after写真を撮影

② 作業導線の改善(30分)
   ├─ 往復時間が多い工程を改善
   ├─ 材料→加工→検査→梱包の流れを最短化
   ├─ ボトルネック前後の「待機時間」を短縮
   └─ 改善前後の動線図を記録

③ 作業ルール(標準化)の掲示(30分)
   ├─ 各工程の「正しいやり方」を写真+文字で可視化
   ├─ 新人・ベテラン共に分かりやすい形に整理
   ├─ 指示書・チェックシートを張り出す
   └─ 「このルールで困ることはないか」を作業者に確認

④ 環境改善(15分)
   ├─ 油・切粉の飛散防止
   ├─ ゴミ箱の配置
   └─ 整理整頓の「ルール化」

③効果の初期測定(30分)

測定内容:

【時間削減の検証】
  ├─ 改善前:「探し物」に1日何分かかっていたか?
  │   (前回、作業者に聞いた話から推定)
  │
  └─ 改善後:実際に計測(ストップウォッチ)
      └─ 1日当たりの削減時間を算出

【品質・納期への効果】
  ├─ 段取り替え時間の短縮確認
  ├─ 在庫・WIP(仕掛品)の削減確認
  └─ 不良の減少傾向の確認

【作業者の反応確認】
  ├─ 「やりやすくなった?」
  ├─ 「ルール分かりやすい?」
  └─ 「次、改善してほしいことは?」

【数字化】
  月間ベースでの削減時間・効果の推定:
  例:1日10分削減 × 20日稼働 = 月間200時間削減
      → 0.1人分の省力化効果

④見直し・次への準備(30分)

実施内容:

【何が上手くいったか】
  ├─ 工具置き場の改善で「探す時間」は実際に減った
  ├─ 新しい導線で「往復」は減った
  └─ ルール掲示で「ばらつき」は減った

【何が課題か】
  ├─ ルール定着に時間がかかるか?
  ├─ 古い習慣に戻らないか?
  └─ 他工程への波及は?

【改善のポイント】
  ├─ 「朝礼で毎日、確認」を継続するよう指示
  ├─ 「ルール破ったことを見つけたら、その場で直す」文化醸成
  └─ 写真で可視化(成功例を掲示)

⑤次の宿題(30分)

実施宿題:
  1. 「改善した工具置き場が、実際に定着しているか確認。
     ルール破りがあれば、その都度直す」

  2. 「1週間後、再度『探し物に何分かかったか』を
     実際に計測してください」

  3. 「レベル1の改善で、『次はどの工程をやりたいか』
     現場に聞いておいてください」

  4. 「段取り替え時間が長い工程を、
     3つ挙げて教えてください」

【第3回訪問】レベル2準備&レベル1定着確認(3~4時間)

目的

  • レベル1の「定着度」確認
  • レベル2(プロセス改革)への移行準備
  • ボトルネック工程の詳細分析開始

実施内容

①レベル1の定着確認(30分)

確認内容:
  ├─ 工具置き場は整理されたままか?
  ├─ 新しい導線で作業されているか?
  ├─ ルール掲示は活用されているか?
  └─ 「探し物」の時間は減ったか?(実計測)

【定着度評価】
  ┌─ 90%以上定着 → そのまま維持、レベル2へ
  ├─ 70~90%定着 → 見直し指導、もう1回で定着確認
  └─ 70%未満   → レベル2延期、レベル1再実施

②レベル2(プロセス改革)の現状分析(90分)

対象:ボトルネック工程(段取り替え時間が長い、待機が多い等)

実施内容:

【工程別タイムスタディ】
  ├─ 前回宿題で上がった「段取り替え時間が長い工程」×3を詳細分析
  ├─ 各工程を実際に観察し、1サイクルの時間内訳を記録
  │   └─ 準備時間:□分
  │   └─ 加工時間:□分
  │   └─ 検査時間:□分
  │   └─ 待機時間:□分  ← ここが改善対象
  │   └─ 片付け時間:□分
  │
  └─ 前後工程との「つなぎ」の効率性も確認
      └─ 前工程からの受取に何分待つ?
      └─ 次工程への引き渡しに何分かかる?

【問題点の層別】
  ├─ 待機の原因は?
  │   ├─ 前工程が遅れているから?
  │   ├─ 検査に時間がかかるから?
  │   ├─ 梱包待ちになっているから?
  │   └─ 他?
  │
  ├─ 段取り替えのステップは正規化されているか?
  │   ├─ 毎回、同じ時間がかかっているか?
  │   └─ ばらつきの原因は?
  │
  └─ リードタイムはどうか?
      ├─ 受注~納品まで何日?
      └─ 今後どこまで短縮できるか?

【改善のアイデア出し】
  ├─ 材料のプリセット化で準備時間を短縮
  ├─ 検査の並列化で待機時間を削減
  ├─ 工程間の物流改善で運搬時間を短縮
  └─ 外段取り化で交換時間を削減

③現場リーダーとの協議(45分)

対話内容:
  ├─ 「今のプロセスで、改善できそうなポイントは?」
  ├─ 「過去に試したが上手くいかなかったことは?」
  ├─ 「実際に導入するなら、何が障害か?」
  ├─ 「投資(機械・ツール)の予算は?」
  └─ 「人員配置は変更できるか?」

  ※リーダーの「現場感覚」を最大限尊重

④見直しと次ステップの確認(30分)

【レベル1で得たもの】
  ├─ 5S体質への変化
  ├─ 「改善文化」の萌芽
  └─ 時間削減の実績(月間○時間)

【レベル2で狙うこと】
  ├─ 処理時間の短縮(特に段取り替え・待機)
  ├─ プロセスの標準化
  └─ リードタイム短縮による納期改善

【投資の必要性】
  ├─ 簡易な改善で行けるか
  ├─ 簡易な機械導入が必要か
  └─ 大型投資は後段で検討

⑤宿題(30分)

実施宿題:
  1. 「段取り替え時間が長い工程について、
     『現在のやり方』を写真+手順書で整理してください」

  2. 「改善案(サポーターが提示)で、
     『できそうなこと』『課題なこと』をリストアップしてください」

  3. 「必要な工具・ジグ・治具について、
     『自社にあるか・買う必要があるか』を整理してください」

  4. 「改善実施に向けて、『誰が責任を持つか』を決めてください」

  ※第4回は「レベル2の改善実行」に入ります

【第4回訪問】レベル2・実行&効果測定(4時間)

目的

  • プロセス改革の実行サポート
  • 効果測定と定着の開始

実施内容

①改善実施のサポート(150分)

現地実行:

【段取り替え時間の短縮】
  ├─ 「外段取り化」:交換待ちの間に次の準備
  ├─ 検査の並列化:加工中に前の製品を検査
  ├─ 工具プリセット:交換する工具を事前準備
  └─ 実施→その場で所要時間を計測

【工程間の物流改善】
  ├─ 受取方法の改善(運搬時間短縮)
  ├─ WIP(仕掛品)の削減(スペース確保)
  ├─ 引き渡し方法の改善(容器の工夫等)
  └─ before/after時間を記録

【標準化】
  ├─ 新しい「段取り替え手順」を文書化
  ├─ 新しい「運搬方法」をルール化
  ├─ チェックシート作成
  └─ 現場掲示

【配置・役割の最適化】
  ├─ 人員配置の調整(サポート体制強化等)
  ├─ 責任者の明確化
  └─ 朝礼での「新ルール」説明

②効果測定(45分)

測定内容:

【時間削減の検証】
  ├─ 改善前:段取り替え□分 → 改善後:段取り替え▲分
  ├─ 削減時間:□分/サイクル × 月間サイクル数 = 月間▲時間
  │
  ├─ 改善前:工程間待機□分 → 改善後:工程間待機▲分
  ├─ 削減時間:□分/日 × 20日稼働 = 月間▲時間
  │
  └─ 合計:月間▲時間(=◆人分の省力化)

【品質への効果】
  ├─ 並列検査で不良発見が早くなったか?
  ├─ 標準化で「ばらつき」は減ったか?
  └─ 納期遵守率は改善されたか?

【リードタイム短縮の確認】
  ├─ 受注~納品何日 → □日に短縮?
  └─ 顧客満足度への効果は?

【作業者の負荷変化】
  ├─ 「疲れ度」は変わったか?
  ├─ 「やりやすさ」は改善されたか?
  └─ 「新ルールで困ることはないか?」

③見直しと定着確認(30分)

【上手くいったこと】
  ├─ 段取り替え時間の短縮は実現したか?
  ├─ リードタイムは短くなったか?
  └─ 作業者の納得度は?

【課題】
  ├─ 新しい方法に慣れるまで時間がかかるか?
  ├─ 設備・工具の追加投資は必要か?
  └─ 人員配置の調整で問題が出ていないか?

【定着への工夫】
  ├─ 毎日の朝礼で「新ルール」を確認
  ├─ 新ルール破りがあれば、その場で修正
  └─ 「効果実績」を毎週集計して掲示

④宿題(15分)

実施宿題:
  1. 「新しい段取り替え手順で、毎日実行してください。
     問題があれば、その場で直す」

  2. 「1週間後、実際の削減時間を計測してください
     (改善前後を続ける)」

  3. 「このプロセス改善で次にやるべきことを、
     現場から提案をもらってください」

  4. 「手作業が多い工程、または記録・集計に時間がかかる工程を
     3つ挙げて教えてください」

【第5回訪問】レベル2定着確認&レベル3準備(3~4時間)

目的

  • レベル2の定着度確認と調整
  • レベル3(DX化)への移行準備
  • 記録・集計業務の可視化

実施内容

①レベル2の定着確認(30分)

確認内容:
  ├─ 新しい段取り替え手順は定着しているか?
  ├─ 工程間の物流改善は維持されているか?
  ├─ リードタイム短縮は実現しているか?
  └─ 実計測で時間削減は確認できるか?

【定着度評価】
  ┌─ 90%以上定着 → そのまま維持、レベル3へ
  ├─ 70~90%定着 → 見直し指導、朝礼での確認強化
  └─ 70%未満   → 原因分析、改善再実施

②レベル3(DX化)の現状分析(90分)

対象:手書き記録、手集計、非効率な事務作業

実施内容:

【事務・情報業務の可視化】
  ├─ 受注から納品までの「事務フロー」を把握
  │   ├─ 受注情報は紙か?データか?
  │   ├─ 納期・数量の確認は誰が・どうやって?
  │   ├─ 生産計画は誰が立てるのか?
  │   ├─ 進捗確認は誰が・どうやって?
  │   ├─ 品質検査記録は?
  │   └─ 納品・請求はどうやって処理?
  │
  ├─ 現場からの「報告」フロー
  │   ├─ 日報は?
  │   ├─ 不良報告は?
  │   ├─ 欠勤・工程遅延報告は?
  │   └─ 各々、誰が何時間費やしているか?
  │
  └─ 管理層への「報告」フロー
      ├─ 日次集計に何時間?
      ├─ 月次決算に何時間?
      ├─ 顧客報告に何時間?
      └─ 経営層への経営数字報告に何時間?

【DX化の対象候補】
  ├─ 【簡易DX】Excel活用で手作業を削減
  │   ├─ 受注入力→自動生産計画作成
  │   ├─ 日報デジタル化→自動集計
  │   ├─ 品質記録のデジタル化
  │   └─ 投資:数万円以下、導入:1~2週間
  │
  ├─ 【標準DX】クラウド在庫・生産管理システム
  │   ├─ 受注~納品の一元管理
  │   ├─ リアルタイム進捗把握
  │   ├─ 品質履歴の自動記録
  │   └─ 投資:月額数万円、導入:1~2ヶ月
  │
  └─ 【発展DX】IoT・センサーによる自動データ取得
      ├─ 機械の稼働状況を自動把握
      ├─ 不良の早期発見
      └─ 投資:数十万~、導入:3~6ヶ月
         (レベル4へ)

【事務時間削減のシミュレーション】
  ├─ 現在の事務工数:(朝礼で聞いた情報から)
  │   ├─ 日報作成 :□人×□時間/日
  │   ├─ 日次集計 :□人×□時間/日
  │   ├─ 月次決算 :□人×□時間/月
  │   └─ 小計   :□人月/月
  │
  └─ DX化後の削減見込み:
      ├─ Excelで50%削減 → □人月削減
      ├─ クラウドで70%削減 → □人月削減
      └─ IoTで90%削減 → □人月削減

③経営層・事務責任者との協議(45分)

対話内容:
  ├─ 「現在の事務作業で、特に時間がかかるのはどれか?」
  ├─ 「Excel・クラウドツール導入の経験は?」
  ├─ 「スマートフォンやタブレット活用の準備度は?」
  ├─ 「情報セキュリティについて、懸念は?」
  ├─ 「投資予算はどの程度検討できるか?」
  └─ 「DX化への従業員の抵抗感は?」

  ※情報化投資の「ハードル」を事前に把握

④見直しと次ステップの確認(30分)

【レベル2で得たもの】
  ├─ プロセス改革による時間削減(月間□時間)
  ├─ リードタイム短縮
  └─ 現場の「改善体質」強化

【レベル3で狙うこと】
  ├─ 間接業務の効率化(事務・情報業務)
  ├─ 意思決定の高速化
  ├─ 人為ミスの削減
  └─ 給与計算・経営数字の迅速化

【投資の方向性】
  ├─ 簡易DX(Excel)で試す
  ├─ クラウドシステムへのステップアップ
  └─ 段階的実施

⑤宿題(30分)

実施宿題:
  1. 「現在の『日報』『納品記録』『検査記録』の
     実物を見せてください(次回、写真を撮ります)」

  2. 「事務作業『日報作成『日次集計『月次決算』について
     『現在誰が、何時間費やしているか』を整理してください」

  3. 「簡易DX(Excel活用)で改善できそうなところを
     3つ、提案してください」

  4. 「従業員のデジタル・リテラシーについて、
     『得意な人何人、不得意な人何人』を教えてください」

【第6回訪問】レベル3・簡易DX実装(4時間)

目的

  • Excelを活用した事務作業の効率化
  • デジタル化への動機付け
  • データ基盤の整備

実施内容

①簡易DX(Excel)の開発・導入(150分)

実施内容:

【ステップ1:現状記録の標準化】
  ├─ 日報フォーム → Excel日報に統一
  │   ├─ 日付、工程、生産数、加工時間、段取り時間、不良数
  │   └─ 問題発生時の対応内容
  │
  ├─ 納品記録フォーム → Excel納品記録に統一
  │   ├─ 製品名、数量、納期、最終検査結果
  │   └─ 納品先・請求情報
  │
  └─ 品質検査記録 → デジタル化
      ├─ 検査項目、測定値、合否判定
      └─ 撮影画像の保管

【ステップ2:自動集計の仕組み】
  ├─ 日報から「日次集計」を自動作成
  │   ├─ 本日の生産数、不良数、効率率を自動算出
  │   ├─ 工程別進捗を一覧で把握
  │   └─ 問題工程の早期発見
  │
  ├─ 月次データを自動集計
  │   ├─ 月間生産数、稼働日数、効率率
  │   ├─ 工程別の産出率、不良率
  │   └─ 工程別人当たり生産数
  │
  └─ グラフで可視化
      ├─ 日別トレンド(改善効果の確認)
      ├─ 工程別比較
      └─ 目標値との対比

【ステップ3:スマートフォン・タブレット活用】
  ├─ 現場での日報入力をモバイル化
  │   └─ Google Forms、Microsoft Forms等を活用
  │      (自動的にスプレッドシートに記録)
  │
  ├─ リアルタイム進捗確認
  │   ├─ 管理画面で「今、どの工程まで進んだか」を把握
  │   ├─ 遅れた場合に即座に対応
  │   └─ 顧客問い合わせへの迅速な対応
  │
  └─ セキュリティ対策
      ├─ VPN・パスワード管理
      ├─ データバックアップ
      └─ アクセス権限の設定

【実装スケジュール】
  ├─ 本日:フォーム設計 + 簡易マニュアル作成
  ├─ 明日:従業員への操作説明(30分程度)
  ├─ 1週間:試行運用(問題対応)
  └─ 2週間後:本格運用開始

②従業員への説明・訓練(45分)

実施内容:

【説明内容】
  ├─ 「なぜデジタル化するのか」
  │   ├─ 紙の日報 → 毎日、手書き → 間違い多い → 集計に時間
  │   ├─ デジタル → スマホで入力 → 自動集計 → リアルタイム把握
  │   └─ 結果:事務工数 50% 削減 → その分、別の仕事に
  │
  ├─ 「操作は簡単か」
  │   ├─ Excelではなく「スマホアプリ」で入力(自動集計)
  │   ├─ 電卓・記録用紙より、楽ですよ
  │   └─ デジタル操作の指導(デモンストレーション)
  │
  └─ 「セキュリティ・個人情報は?」
      ├─ 誰がどのデータを見られるか、明確に
      ├─ パスワード管理のルール
      └─ 「自分たちの情報は守られる」という安心感

【訓練】
  ├─ スマートフォン入力の操作訓練(15分)
  ├─ Excel/ダッシュボード画面の説明(15分)
  ├─ Q&A時間(10分)
  └─ 「質問は いつでも来て」という体制構築

③効果測定の開始(30分)

測定内容:

【事務時間の削減確認】
  ├─ 導入前:日報集計に□時間/日
  ├─ 導入初期:□時間/日(習熟中)
  └─ 導入1ヶ月後:□時間/日(見込み値)

【データの活用**】
  ├─ リアルタイム進捗把握で「対応時間」が短くなった?
  ├─ ダッシュボードで「経営判断」が早くなった?
  └─ データから「新しい課題」が見つかった?

【従業員の反応】
  ├─ 「スマホ入力は楽か?」
  ├─ 「日報手書きの手間は減ったか?」
  ├─ 「データ見える化で、仕事がやりやすくなった?」
  └─ 「改善のアイデアは出ているか?」

④見直しと発展へ(30分)

【上手くいったこと】
  ├─ スマートフォン入力は想像より簡単だった?
  ├─ 自動集計で「数字がすぐに出る」ことに気づいた?
  └─ リアルタイム進捗で「対応が早くなった」?

【課題】
  ├─ スマートフォン操作が苦手な従業員への対応
  ├─ データ入力漏れへの対応
  └─ セキュリティ懸念への対応

【次のステップ】
  ├─ Excelから「クラウド在庫・生産管理システム」への移行検討
  ├─ IoT・センサー活用への段階的準備
  └─ 「補助金」を活用した投資計画立案

⑤宿題(15分)

実施宿題:
  1. 「Excel日報を実際に1週間、使ってみてください。
     問題・改善案があれば、メモしておく」

  2. 「自動集計されたデータを見て、
     『新しく気づいたこと』を3つ、教えてください」

  3. 「スマートフォン入力が苦手な人がいれば、
     サポーター指定の『タブレット入力』で対応」

  4. 「クラウドシステム(月額制)導入の検討について、
     経営層に相談しておいてください」

【第7回訪問】レベル3定着&レベル4検討(3~4時間)

目的

  • Excelベース簡易DXの定着確認
  • レベル4(自動化・先進化)への検討開始
  • 補助金活用の計画立案

実施内容

①簡易DXの定着確認&改善(30分)

確認内容:
  ├─ Excel日報の入力率は?(入力漏れ)
  ├─ 自動集計データの活用度は?
  ├─ リアルタイム進捗把握で「対応」は改善した?
  └─ 事務工数削減は実現した?

【定着度評価】
  ┌─ 95%以上の入力率、データ活用が活発 → 高度なDXへ進む
  ├─ 70~95%入力率、改善の余地あり   → 簡易DX強化
  └─ 70%未満               → 原因分析、再教育

②レベル4(自動化・先進化)の提案(90分)

対象:生産現場の「手作業」「繰り返し業務」「非効率」の自動化

実施内容:

【現状の「手作業」の可視化】
  ├─ どの工程に「手作業」が多いか?
  │   ├─ 段取り替え
  │   ├─ 運搬
  │   ├─ 検査・梱包
  │   └─ 清掃・整理
  │
  ├─ 各々、何時間費やしているか?
  │   └─ サポーターの過去計測から推定
  │
  └─ 自動化・省人化で削減できるか?

【自動化・機械化の提案内容】
  ├─ 【運搬・搬送】
  │   ├─ 小型ロボット(AGV:無人運搬車)の導入
  │   ├─ コンベアシステムの整備
  │   └─ 投資:50万~200万円(規模による)
  │
  ├─ 【梱包・包装】
  │   ├─ 簡易梱包機の導入
  │   ├─ ラベル貼り機の自動化
  │   └─ 投資:30万~100万円
  │
  ├─ 【検査・品質管理】
  │   ├─ AI画像検査システム
  │   ├─ 寸法測定の自動化
  │   └─ 投資:100万~300万円(AI導入は追加)
  │
  ├─ 【データ取得・IoT化】
  │   ├─ 生産機械へのセンサー装着
  │   ├─ リアルタイム稼働状況把握
  │   ├─ 自動停止機能(不良検出時)
  │   └─ 投資:200万~500万円(既存機械の改造)
  │
  └─ 【段取り替え自動化】
      ├─ 工具自動交換システム
      ├─ 金型・治具の自動セット機
      └─ 投資:100万~1,000万円(業界・規模による)

【投資効果の試算】
  ├─ 現在の手作業時間:月間□時間(□人月分)
  ├─ 自動化後の時間 :月間▲時間(▲人月分)
  ├─ 削減効果    :月間■時間(■人月分)
  │
  └─ 投資回収期間:
      ├─ 月間削減効果 □人月 × 平均給与(福利厚生含む)= 月間削減額
      ├─ 年間削減額 = 月間削減額 × 12
      ├─ 投資金額 ÷ 年間削減額 = 回収年数
      └─ 例:投資200万円、年間削減額400万円 → 0.5年(6ヶ月)で回収

【補助金の活用】
  ├─ 省力化投資補助金(国庫補助、最大1,500万円)
  │   ├─ 要件:本支援(計画書)を受けている
  │   ├─ 補助率:1/2~2/3(設備投資)
  │   ├─ 申請時期:令和8年夏頃予定
  │   └─ サポーターが「申請支援」する
  │
  ├─ 中小企業投資促進税制(税制優遇)
  │   └─ 所得税控除15% or 償却資産税免除3年
  │
  └─ その他:自治体の補助金(地域により異なる)

【実施の優先順位】
  ├─ 【Phase 1】簡易な自動化(30万~100万円程度)
  │   └─ 梱包機、ラベル機 → ROI高い、導入簡単
  │
  ├─ 【Phase 2】IoT・センサー化(200万~300万円)
  │   └─ 稼働状況の自動把握、AI画像検査
  │
  └─ 【Phase 3】大型自動化(500万~1,000万円以上)
      └─ ロボット導入、全工程自動化 → 数年スパン

③経営層との投資計画協議(45分)

対話内容:
  ├─ 「今、投資できる予算はいくらか?」
  ├─ 「補助金の活用について、知識はあるか?」
  ├─ 「ローン・融資の利用を検討するか?」
  ├─ 「投資のリスク(技術導入、従業員教育)への懸念は?」
  ├─ 「自社内に『設備管理・保全』の体制は整っているか?」
  ├─ 「今後、どのレベルまで自動化を目指すのか?」
  └─ 「支援終了後の『継続改善』体制は自社で構築できるか?」

  ※経営判断のサポート、フォーマット提供

④見直しと計画立案(30分)

【レベル1~3で得たもの】
  ├─ 5S体質化
  ├─ プロセス改革による時間削減(月間□時間)
  ├─ 簡易DXによる事務工数削減(月間▲時間)
  └─ 「改善文化」と「データドリブン経営」の基盤

【レベル4で狙うこと】
  ├─ 手作業の大幅削減
  ├─ 品質・精度の向上
  ├─ リアルタイム管理の高度化
  └─ 経営の「ブラックボックス」を透明化

【投資計画の初期案】
  ├─ 年内(6ヶ月以内):簡易自動化(梱包機等)
  ├─ 来年(1年以内) :IoT・センサー化
  ├─ 再来年以降   :大型ロボット投資(段階的)
  └─ 各フェーズで「補助金申請」を支援

⑤宿題(30分)

実施宿題:
  1. 「提案した『自動化・機械化案』の中で、
     『ぜひやってみたい』と思う案を3つ、選んでください」

  2. 「各案について、『今のボトルネック』『解決時の効果』
     『必要な投資額の目安』を一緒にまとめます」

  3. 「従業員への『自動化導入』についての説明会を、
     第8回の前に実施してください」

  4. 「現在、『導入候補機械』のカタログを収集しておいてください。
     (サポーターがアドバイス)」

【第8回訪問】レベル4実行支援&投資計画書作成(4時間)

目的

  • 自動化投資の実行サポート開始
  • 補助金申請に向けた「計画書」作成
  • 従業員への説明と心理的ハードルを下げる

実施内容

①投資機械・システムの導入支援(120分)

実施内容:

【Phase 1:簡易自動化の導入】
  ├─ 選定した「梱包機」「ラベル機」等の納入サポート
  │   ├─ 仕様確認
  │   ├─ 納入タイミング(いつまでに必要か)
  │   ├─ 設置場所の確保
  │   ├─ 電源・ユーティリティの確認
  │   └─ 納入予定日の確定
  │
  ├─ 機械の初期設定・操作訓練
  │   ├─ 操作マニュアルの作成(図解・動画)
  │   ├─ 操作訓練(実機での30分程度)
  │   ├─ 保全・メンテナンス方法の説明
  │   └─ 故障時の対応フロー確認
  │
  └─ 運用開始準備
      ├─ 従業員への説明会(全員参加)
      ├─ 試運転でのトラブル対応
      ├─ 正式運用開始
      └─ 最初の1週間は「朝礼で進捗確認」

【Phase 2(検討中):IoT・センサー化の検討】
  ├─ 導入ベンダーとの商談準備
  │   ├─ 要求仕様の整理
  │   ├─ 複数ベンダーからの見積取得
  │   ├─ デモンストレーション日程の調整
  │   └─ 費用対効果の比較表作成
  │
  └─ 試行導入の検討
      ├─ 「1ヶ月のトライアル」の可能性を確認
      ├─ 導入リスク(ダウンタイム等)の事前説明
      └─ サポート体制の確認

②省力化投資補助金の申請書作成(90分)

実施内容:

【補助金申請のポイント】
  ├─ 対象経費:機械購入、ソフトウェア開発、導入支援等
  ├─ 補助対象外:既存の種類の機械の更新のみ、は対象外
  │        (新しい工程・効果が必須)
  └─ 申請時期:令和8年夏頃予定(日程確認必須)

【申請書の構成】
  ├─ 企業概要
  │   ├─ 会社の歴史、現在の経営課題
  │   ├─ 従業員数、売上規模、営業利益
  │   └─ 「人手不足」の実態記述
  │
  ├─ 本支援の「成果」
  │   ├─ レベル1(5S)で達成した改善:月間□時間削減
  │   ├─ レベル2(プロセス改革)で達成:月間▲時間削減
  │   ├─ レベル3(DX化)で達成:月間■時間削減
  │   └─ 現状:月間○人月の省力化を実現
  │
  ├─ 提案する「自動化投資」
  │   ├─ 機械・システムの名称・仕様
  │   ├─ 導入による「効果」
  │   │   ├─ さらなる削減時間:月間□時間
  │   │   ├─ 品質改善:不良率△%削減
  │   │   ├─ リードタイム短縮:□日→▲日
  │   │   └─ 人員削減ではなく「別業務への転換」を強調
  │   │
  │   ├─ 投資額(見積書添付)
  │   │   ├─ 機械本体:□万円
  │   │   ├─ 設置・調整:▲万円
  │   │   ├─ 操作訓練:■万円
  │   │   └─ 合計:◆万円
  │   │
  │   └─ 実装スケジュール
  │       ├─ 申請:□月
  │       ├─ 発注:□月
  │       ├─ 納入:□月
  │       ├─ 設置・試運転:□月
  │       └─ 正式運用:□月
  │
  ├─ 経営への「インパクト」
  │   ├─ 人員削減ではなく「生産能力拡大」を目指す
  │   ├─ 既存顧客への納期短縮 → 満足度UP
  │   ├─ 新規顧客開拓への体制整備
  │   ├─ 品質向上による競争力強化
  │   └─ 「人口減少下でも持続可能な経営」
  │
  └─ 補助金の「使途」
      ├─ 機械導入で削減した手作業を
      ├─ 「営業」「企画」「品質向上」への転換に充てる
      ├─ 結果、売上・利益の増加を目指す
      └─ (単なる「コスト削減」ではなく「成長投資」)

【申請書の工夫】
  ├─ データの活用
  │   ├─ before/after の時間記録
  │   ├─ 日報から出した「効率率の向上グラフ」
  │   ├─ 顧客満足度の改善
  │   └─「見える化」資料(写真含む)
  │
  ├─ ストーリー性
  │   ├─ 「3ヶ月の支援で、ここまで変わった」
  │   ├─ 「次のステップで、さらに飛躍する」
  │   └─ 「地域経済への貢献」も明示
  │
  └─ 審査官への「説得力」
      ├─ 実現可能性:計画は具体的か
      ├─ 継続性:支援後、自社で継続できるか
      └─ 波及効果:地域の他社への影響

③従業員への説明会・研修(45分)

実施内容:

【目的】
  ├─ 「自動化」=「人員削減」ではない、を理解してもらう
  ├─ 新機械導入への「心理的ハードル」を下げる
  ├─ 操作訓練への積極的な参加を促す
  └─ 「改善への共感」を引き出す

【説明内容】
  ├─ 「ここまでの改善成果を共有」
  │   ├─ 3ヶ月で、月間□時間の削減達成
  │   ├─ リードタイム、品質、どう改善したか
  │   └─ 従業員の「頑張り」が結果につながった
  │
  ├─ 「次は、機械の力を借りる」
  │   ├─ 梱包機導入で「梱包作業が楽になる」
  │   ├─ センサー導入で「自分たちの加工状況がリアルタイム把握できる」
  │   └─ 「監視」ではなく「サポート」であることを強調
  │
  ├─ 「機械導入後、人たちはどうなるのか」
  │   ├─ 「梱包作業が減った分、品質検査に専念できる」
  │   ├─ 「単純作業から、判断が必要な仕事へ転換」
  │   ├─ 「スキルアップの機会」
  │   └─ 「給与・待遇の改善も視野に」
  │
  ├─ 「今後の会社の方向性」
  │   ├─ 「人手不足の中、生き残るには自動化が必須」
  │   ├─ 「この地域での雇用を守るための投資」
  │   └─ 「10年後、20年後も続く会社にするために」
  │
  └─ 「皆さんへのお願い」
      ├─ 「新機械の操作訓練に、積極的に参加してほしい」
      ├─ 「導入後、『こうすればもっと良くなる』という
          アイデアをどんどん出してほしい」
      └─ 「改善は、会社と従業員の『協働』です」

④見直し&第9回への準備(30分)

【レベル4で狙うこと】
  ├─ 簡易自動化で「月間□時間」の追加削減
  ├─ IoTで「見える化」の高度化
  └─ 「補助金申請」での資金調達

【投資計画の確定】
  ├─ Phase 1(簡易自動化):□月納入、 ◆万円
  ├─ Phase 2(IoT)    :□月検討開始、◆万円予定
  └─ Phase 3(大型投資) :将来検討

【組織的な「継続改善」体制】
  ├─ 「改善委員会」の設置(月1回開催)
  │   ├─ メンバー:経営層、工程責任者、現場リーダー、事務責任者
  │   ├─ 議題:先月の改善成果、今月の課題、次月の目標
  │   └─ 『データドリブン』での議論
  │
  ├─ 「朝礼での改善報告」を継続
  │   └─ 日々の小さな改善を積み重ねる
  │
  └─ 「サポーター支援終了後」も自走できる体制を整える

⑤宿題(15分)

実施宿題:
  1. 「補助金申請に向けて、
     『営業、企画に力を入れる方針』を決めておいてください」

  2. 「簡易自動化機械の『納入予定日』を確定してください」

  3. 「従業員へのフォローアップを、
     『朝礼で定期的に実施』するよう指示してください」

  4. 「現在取り組んでいる『改善内容』を
     『写真 + 短い説明』で記録しておいてください」
      (補助金申請書・事例紹介に使用)

【第9回訪問】総合効果測定&自走化確認(4時間)

目的

  • 3ヶ月間の総括
  • 目標達成度の検証
  • 支援終了後の「自走化」の確認

実施内容

①全レベル(L1~L4)の効果測定(120分)

測定内容:

【レベル1(5S)の効果】
  ├─ 「工具・部品探索時間」
  │   ├─ 支援前 :1日平均□分
  │   ├─ 現在  :1日平均▲分
  │   └─ 削減  :月間■時間
  │
  ├─ 「作業環境の整備度」
  │   ├─ 5S実施前:スコア□点(100点満点)
  │   ├─ 現在   :スコア▲点
  │   └─ 改善度 :◆点アップ
  │
  └─ 「作業効率の向上感(従業員アンケート)」
      ├─ 「やりやすくなった」:□%の従業員が実感
      └─ 「新ルール定着度」:▲%

【レベル2(プロセス改革)の効果】
  ├─ 「段取り替え時間」
  │   ├─ 支援前 :1サイクル□分
  │   ├─ 現在  :1サイクル▲分
  │   └─ 削減  :月間■時間
  │
  ├─ 「工程間待機時間」
  │   ├─ 支援前 :1日平均□分
  │   ├─ 現在  :1日平均▲分
  │   └─ 削減  :月間■時間
  │
  ├─ 「リードタイム」
  │   ├─ 支援前 :□日
  │   ├─ 現在  :▲日
  │   └─ 短縮  :■日間
  │
  └─ 「納期遵守率」
      ├─ 支援前 :□%
      ├─ 現在  :▲%
      └─ 向上  :◆ポイント

【レベル3(DX化)の効果】
  ├─ 「日報作成・集計時間」
  │   ├─ 支援前 :□人×□時間/日
  │   ├─ 現在  :□人×▲時間/日
  │   └─ 削減  :月間■人月
  │
  ├─ 「データドリブン経営」の実現度
  │   ├─ ダッシュボード活用頻度:週□回 → 毎日
  │   ├─ データから発見された「課題」:□件
  │   └─ データ基づく「改善判断」が増加
  │
  └─ 「経営数字の迅速性」
      ├─ 月次決算:□日後に完成 → ▲日後に完成
      └─ リアルタイム進捗把握が可能に

【レベル4(自動化)の初期効果】
  ├─ 「導入機械の稼働状況」
  │   ├─ 梱包機 :月間□時間の手作業削減
  │   ├─ ラベル機:月間▲時間の手作業削減
  │   └─ 合計  :月間■時間
  │
  ├─ 「品質への効果」
  │   ├─ 機械導入による不良削減:▲%
  │   └─ 検査時間の短縮:□時間/日
  │
  └─ 「従業員の反応」
      ├─ 「機械操作は簡単か」:□%が「簡単」と回答
      └─ 「機械導入で仕事は楽になったか」:□%が「実感」

【総合の削減効果(月間ベース)】
  ├─ レベル1(5S)   :月間 □時間削減(◆人月分)
  ├─ レベル2(プロセス改革):月間 ▲時間削減(◆人月分)
  ├─ レベル3(DX化)  :月間 ■時間削減(◆人月分)
  ├─ レベル4(自動化初期):月間 ◆時間削減(◆人月分)
  │
  └─ 【合計】月間 ◎ 時間削減(= △ 人月分の省力化)
      
  ※支援前の月間稼働時間:□人 × □時間/人月 = ◆時間
      → 削減後        :◎時間 / ◆時間 = △%削減

②経営への「インパクト」確認(45分)

確認内容:

【売上・利益への波及効果】
  ├─ 「削減した労働時間」を何に使うか(計画)
  │   ├─ 既存顧客への「納期短縮対応」
  │   ├─ 新規顧客開拓への営業活動
  │   ├─ 品質向上への時間投資
  │   └─ 社員教育・スキルアップ
  │
  ├─ 「月間の人件費削減」
  │   ├─ 削減効果 :月間△人月分 × 平均給与(福利厚生含む)= 月間□万円
  │   ├─ 年間削減 :月間□万円 × 12 = 年間◆万円
  │   └─ 「見かけ上の削減」ではなく「再配置」を強調
  │
  ├─ 「リードタイム短縮による営業効果」
  │   ├─ 「納期□日短縮」を売りに、顧客満足度UP
  │   ├─ 受注が増えたか、顧客からのクレーム減ったか
  │   └─ 潜在的な「売上増機会」
  │
  └─ 「支援前後の経営数字の推移」
      ├─ 月間生産数:□個 → ▲個(◆%向上)
      ├─ 稼働率  :□% → ▲%(◆ポイント向上)
      ├─ 不良率  :□% → ▲%(◆ポイント削減)
      ├─ 納期遵守率:□% → ▲%(◆ポイント向上)
      └─ 顧客満足度:□点 → ▲点(5点満点)

【補助金申請への見通し】
  ├─ 「本支援」による実績が補助金審査のポイント
  ├─ 「自動化投資の必要性」が明らかになった
  ├─ 次年度の「補助金申請」を見据えた準備
  └─ サポーターによる「申請支援」の内容を説明

③「自走化」の確認(45分)

確認内容:

【改善サイクルの『自走化』】
  ├─ 「朝礼での改善報告」
  │   ├─ 毎朝、全員で「きょうの課題」を確認しているか?
  │   ├─ 「改善実績」を朝礼で共有しているか?
  │   └─ 従業員からの「提案」が出ているか?
  │
  ├─ 「改善委員会」の実施
  │   ├─ 月1回開催し、前月の成果・今月の課題を議論しているか?
  │   ├─ データに基づいた「根拠ある議論」ができているか?
  │   └─ 経営層と現場が対話できているか?
  │
  ├─ 「5S」の継続定着
  │   ├─ 工具置き場は整理されたままか?
  │   ├─ 新しい導線は定着しているか?
  │   ├─ ルール破りがあれば、その場で直す文化ができているか?
  │   └─ 「自分たちたちで改善できている」という実感はあるか?
  │
  ├─ 「プロセス改革」の継続
  │   ├─ 段取り替えは新しい方法で定着しているか?
  │   ├─ 段取り替え時間は安定しているか?(ばらつき減?)
  │   └─ リードタイム短縮のメリットを従業員は実感しているか?
  │
  ├─ 「DX化」の活用
  │   ├─ Excel日報の入力率は安定しているか?
  │   ├─ ダッシュボード(集計結果)は毎日見ているか?
  │   ├─ データから「新しい課題」を見つけているか?
  │   └─ 「情報化投資」への心理的抵抗は減ったか?
  │
  └─ 「自動化機械」の継続運用
      ├─ 導入した梱包機等は毎日使われているか?
      ├─ 操作に問題はないか、メンテナンスできているか?
      ├─ 「効果」を実感し、次の投資に前向きか?
      └─ 従業員が「自分たちの武器」として活用しているか?

【自走化の成熟度評価】
  ├─ レベルA(完全自走):経営層・現場が積極的に改善を回している
  │   → サポート終了後も継続的な改善が期待できる
  │
  ├─ レベルB(部分自走):改善委員会は実施、朝礼での確認あり
  │   ├─ ただし、新しい課題が出ると「サポーターに頼る」傾向
  │   └─ → 「自社内の改善リーダー育成」を加速させる必要
  │
  └─ レベルC(要サポート):支援者の指示がないと改善が進まない
      └─ → 追加支援の検討が必要(第2期申し込み)

【経営層への「問い」】
  ├─ 「支援終了後、改善を続けるために何が必要か?」
  ├─ 「改善リーダーの育成は進んでいるか?」
  ├─ 「次年度の『改善予算』をどう考えるか?」
  ├─ 「外部支援(継続相談)への予算は確保するか?」
  └─ 「補助金申請に向けた投資計画は立てるか?」

④支援後の「継続支援」の説明(30分)

実施内容:

【支援終了後のオプション】
  ├─ 【オプション1】補助金申請・支援(有料)
  │   ├─ 省力化投資補助金の申請書作成
  │   ├─ 審査機関とのやり取り
  │   ├─ 採択後の事業実施サポート
  │   └─ 費用:□万円程度(ご相談)
  │
  ├─ 【オプション2】自動化投資・導入支援(有料)
  │   ├─ 機械・システムの選定支援
  │   ├─ ベンダー交渉
  │   ├─ 導入・調整の立ち会い
  │   ├─ 従業員教育
  │   └─ 費用:□万円程度(投資規模に応じて)
  │
  ├─ 【オプション3】DX化の高度化支援(有料)
  │   ├─ クラウド在庫・生産管理システムの導入
  │   ├─ IoT・センサーの導入計画
  │   ├─ データ分析・AI活用の検討
  │   └─ 費用:月額□万円程度(年単位)
  │
  ├─ 【オプション4】継続コンサルティング(有料)
  │   ├─ 月1回の「改善委員会」サポート
  │   ├─ 新たな課題への対応相談
  │   ├─ 次年度の改善計画立案
  │   └─ 費用:月額□万円程度
  │
  └─ 【オプション5】フォローアップ相談(無料)
      ├─ 「困ったことがあれば、いつでも相談可能」
      ├─ メール・電話での簡易相談
      ├─ 年1回程度の「定期確認訪問」
      └─ 新しい課題に直面した際の対応

【継続支援の実施フロー】
  ├─ 「本支援(10回)完了」後
  ├─ → 「継続支援の必要性」を判断
  ├─ → 必要に応じて「改めて申し込み」
  └─ → 次のステップ(補助金申請、大型投資等)へ

【サポーターの「手放す」タイミング】
  ├─ 経営層が「改善文化」を理解し、主導している
  ├─ 現場リーダーが「自分たちで課題を見つけられる」
  ├─ 改善委員会が「データドリブン」で議論できる
  ├─ 従業員が「改善の担い手」という自覚を持っている
  ├─ → これらが揃えば、「自走化」完了
  └─   → ただし、新しい段階(補助金申請、大型投資)では
        「別の支援プログラム」での応援も可能

⑤記念撮影&総括(30分)

実施内容:

【成果の可視化】
  ├─ 「改善の様子」を写真で記録
  │   ├─ Before写真(支援開始時)
  │   ├─ After写真(現在)
  │   └─ 「変化」を見える化
  │
  ├─ 「従業員インタビュー」
  │   ├─ 改善に参加した従業員から「感想」を聞く
  │   ├─ 動画記録(事例紹介用)
  │   └─ 「やりがい」「学び」の共有
  │
  └─ 「経営層メッセージ」
      ├─ 支援への感謝、従業員への感謝
      ├─ 「次の目標」の宣言
      └─ 「継続支援への意思」確認

【支援完了証の交付】
  ├─ 「10回訪問サポート修了」の証
  ├─ 「達成した改善内容」の記載
  ├─ サポーター・福岡県中小企業振興センターの署名

【今後の『指針』の作成】
  ├─ 「改善委員会」の開催ルール(月1回、等)
  ├─ 「朝礼での改善報告」の継続
  ├─ 「次年度の改善計画」の概要
  ├─ 「補助金申請」への時間軸
  └─ 「外部支援」の活用計画

【第10回訪問】フォローアップ&継続支援面談(3~4時間)

目的

  • 第1回~9回の改善が「定着」しているか確認
  • 現在の「課題」「悩み」をヒアリング
  • 継続支援(有料オプション)への意思確認

実施内容

①現場での「定着度」最終確認(90分)

確認内容:

【レベル1~3の「当たり前化」確認】
  ├─ 5S:工具置き場、導線、ルール掲示が「当たり前」になっているか?
  ├─ プロセス改革:新しい段取り替え、工程間物流が「定着」しているか?
  ├─ DX化:Excel日報、ダッシュボードが「日常業務」になっているか?
  └─ 自動化機械:運用が安定し、「効果」を実感しているか?

【新たに浮き出てきた「課題」】
  ├─ 「レベル1~3を実施する中で、次に改善すべきことは?」
  ├─ 「予想していなかった『問題』が発生した?」
  ├─ 「機械導入で新しい課題が見えた?」
  └─ 「顧客要望で対応が必要なことは?」

【従業員の「改善疲れ」の確認】
  ├─ 「3ヶ月間、新しいことばかりで疲れていないか?」
  ├─ 「新しいルールが『枷』になっていないか?」
  ├─ 「朝礼での改善報告が形骸化していないか?」
  └─ 必要に応じて「改善ペースの調整」を提案

②経営数字&経営層ヒアリング(90分)

確認内容:

【達成した「数字」の最終確認】
  ├─ 月間稼働率 :□% → ▲%(◆ポイント向上)
  ├─ 納期遵守率 :□% → ▲%(◆ポイント向上)
  ├─ 不良率   :□% → ▲%(◆ポイント削減)
  ├─ リードタイム:□日 → ▲日(◆日短縮)
  └─ 月間削減効果:月間 ◎ 時間削減(= △ 人月分)

【経営への「波及効果」**】
  ├─ 「削減した時間で、何をしたか?」
  │   ├─ 新規営業活動をしたか?
  │   ├─ 品質向上に時間を使ったか?
  │   ├─ 社員教育に充てたか?
  │   └─ 結果、売上・利益に変化があったか?
  │
  ├─ 「顧客からの反応」
  │   ├─ 「納期短縮を喜んでもらったか?」
  │   ├─ 「品質向上を評価してもらったか?」
  │   ├─ 「新しい受注につながったか?」
  │   └─ 「顧客満足度スコア」は上がったか?
  │
  ├─ 「採用・人材面への効果」
  │   ├─ 「人手不足は改善したか?」
  │   ├─ 「働きやすさが向上したと従業員は言っているか?」
  │   ├─ 「新規採用の応募は増えたか?」
  │   └─ 「離職者は減ったか?」
  │
  └─ 「経営の『安定感』」
      ├─ 「今後の経営に対する『不安』は減ったか?」
      ├─ 「『改善できる自信』が付いたか?」
      ├─ 「人口減少下でも『生き残れる』という手応えはあるか?」
      └─ 「次のステップに挑戦する気力は出ているか?」

【補助金申請への意思確認】
  ├─ 「本支援の『計画書』が補助金申請の要件となる」
  ├─ 「今秋、補助金申請を検討するか?」
  ├─ 「投資したい機械・システムは決まっているか?」
  ├─ 「サポーターの『申請支援』を利用するか?」
  └─ 「見積書取得など、準備を進めるか?」

【継続支援(有料オプション)への意思確認】
  ├─ 「補助金申請支援」:□万円程度、やるか?
  ├─ 「自動化投資支援」 :□万円程度、やるか?
  ├─ 「DX高度化支援」 :月額□万円程度、やるか?
  ├─ 「継続コンサルティング」:月額□万円程度、やるか?
  ├─ 「フォローアップ相談(無料)」は活用するか?
  └─ 「来年、第2期申し込み」は検討するか?

③改善委員会&朝礼の「仕組み化」確認(45分)

確認内容:

【改善委員会の「自走化」】
  ├─ メンバー構成:経営層、工程責任者、事務責任者、現場代表
  ├─ 開催頻度  :月1回(曜日・時間を固定)
  ├─ 議題内容  :
  │   ├─ 先月の改善成果(数字で報告)
  │   ├─ 今月の課題と対応
  │   ├─ 従業員からの提案確認
  │   └─ 次月の目標設定
  │
  └─ 「データドリブン」の議論ができているか

【朝礼での改善報告】
  ├─ 毎朝、全員参加で「きょうの課題」を共有
  ├─ 「昨日の改善実績」を報告
  ├─ 「今日のトレンド」を確認
  ├─ 「困ったこと」を報告し、その場で対応
  └─ 5分程度で終わるか(「朝礼時間」をダラダラにしない)

【改善ルールの文書化】
  ├─ 「改善委員会」の開催ルール
  ├─ 「朝礼での報告」のフォーマット
  ├─ 「改善提案」の受け付け・実行ルール
  ├─ 「データ集計」の責任者・期限
  └─ 「見える化ツール」(ダッシュボード等)の更新ルール

【改善リーダーの育成**】
  ├─ 「誰が改善のリーダーか」を明確にしたか?
  ├─ 「改善スキル」の研修は実施したか?
  ├─ 「改善提案」が従業員から出ているか?
  └─ 「若手の育成」に改善が活用されているか?

④次の「ステップ」の提案&激励(45分)

実施内容:

【サポーターからの「提案」】
  ├─ 「今のレベルから、次に目指すべきは?」
  │   ├─ 補助金を活用した「自動化投資」
  │   ├─ 「DX高度化」(クラウドシステム、IoT)
  │   ├─ 「営業力強化」(削減時間を生かした売上UP)
  │   └─ 「新商品開発」(能力拡大への投資)
  │
  ├─ 「経営層へのメッセージ」
  │   ├─ 「3ヶ月の改善実績は十分。
  │   │  これを『一過性』にせず『文化化』してほしい」
  │   │
  │   ├─ 「『改善委員会』『朝礼』を継続すれば、
  │   │  来年、再来年と『レベル』は上がり続ける」
  │   │
  │   ├─ 「『人口減少下でも生き残る』のは
  │   │  こういう『改善体質』を持つ企業だ。
  │   │  自信を持ってほしい」
  │   │
  │   └─ 「全従業員が参加できる改善。
  │      それが、この企業の『最大の武器』だ」
  │
  └─ 「現場へのメッセージ」
      ├─ 「皆さんの『改善提案』が、会社の『競争力』になった」
      ├─ 「次のステップでも、皆さんの『意見』『工夫』を期待している」
      ├─ 「改善を通じた『スキルアップ』の機会をつかんでほしい」
      └─ 「人手不足の中でも『やりがい』を感じられる職場に」

【支援終了後の「相談窓口」**】
  ├─ メール/電話:「困ったことがあれば」いつでも相談可能
  ├─ フォローアップ訪問:年1回程度(無料)
  ├─ 新しい課題発生時:「メンターとしての相談」に応じる
  └─ 「継続支援プログラム」への案内

【今後の「ストーリー」**】
  ├─ 「本支援(10回)」で「基盤」を整備
  ├─ ↓
  ├─ 「補助金申請・投資実行」で「スケール」を実現
  ├─ ↓
  ├─ 「DX高度化」で「見える化」の進化
  ├─ ↓
  ├─ 「営業力強化」で「売上UP」の実現
  ├─ ↓
  └─ 「自走化した『改善企業』」へ進化

⑤宿題(30分)

実施宿題:
  1. 「支援終了後、『改善委員会』『朝礼での報告』を
     『いつまで、どうやって』続けるか、
     経営方針として明確にしてください」

  2. 「補助金申請を検討する場合、
     『今秋の申請』か『来春の申請』か、
     時間軸を決めておいてください」

  3. 「『改善リーダー』の人選と
     『来年度の改善目標』を決めておいてください」

  4. 「『本支援の成果』と『顧客への活用事例』を、
     営業や広報の『材料』として使う準備をしてください」

支援終了後のフロー(再申し込み型)

【10回訪問で「一旦完了」】
          ↓
【評価】
  ├─ レベルA(完全自走):年1回のフォローアップで対応
  ├─ レベルB(部分自走):継続支援オプションを活用
  └─ レベルC(要支援)  :第2期申し込みを推奨

          ↓

【継続支援の実施形態】

①補助金申請・投資支援(有料、6ヶ月程度)
  ├─ 省力化投資補助金の申請書作成
  ├─ 投資機械の選定・ベンダー交渉
  ├─ 導入・調整の立ち会い
  └─ 費用:□万円~□万円(規模に応じて)

②DX高度化支援(有料、6ヶ月~1年)
  ├─ クラウド生産管理システム導入
  ├─ IoT・センサー活用の実装
  ├─ データ分析・ダッシュボード高度化
  └─ 費用:月額□万円~□万円

③継続コンサルティング(有料、月1回×12回程度)
  ├─ 改善委員会のサポート(月1回の立ち会い)
  ├─ 新たな課題への対応相談
  ├─ 経営数字のレビュー・分析
  └─ 費用:月額□万円

④フォローアップ(無料、随時)
  ├─ メール・電話での相談(いつでも)
  ├─ 定期訪問(年1回程度)
  ├─ 新課題発生時の助言
  └─ 費用:無料

          ↓

【第2期申し込み(来年以降)】
  ├─ 「新たな課題領域」に特化した10回支援
  ├─ 例:営業力強化、新商品開発、DX高度化 等
  └─ 同じフロー(PDCA小循環×スパイラルアップ)を実施

サポーター支援体系のまとめ

支援の「全体像」

【レベル1】5S・風土構築
  └─ 「整理整頓で、毎日の無駄を削減」
     成果:月間□時間削減(◆人月)

【レベル2】プロセス改革
  └─ 「段取り替え、工程間待機を削減」
     成果:月間▲時間削減(◆人月)

【レベル3】DX化・情報化
  └─ 「手書き記録→デジタル化、自動集計」
     成果:月間■時間削減(◆人月)

【レベル4】自動化・先進化
  └─ 「機械・IoTで、手作業を削減」
     成果:月間◎時間削減(◆人月)

           ↓

【総合効果】
月間 ■■■ 時間削減(= ★人月分の省力化)
    ↓
  【経営への波及】
  ├─ リードタイム短縮 → 顧客満足度UP
  ├─ 納期遵守率向上  → 受注増期待
  ├─ 品質改善     → 単価UP
  ├─ 余力で営業強化  → 売上UP
  └─ 自走化体質構築  → 持続的成長

スパイラル型PDCAの「本質」

各訪問で「小さなPDCA」を回す:

  ┌─ 現状分析 ─┐
  │           │
 見直く←(Check)─→(Plan)←改善案
  │           │
  └─ 実行評価 ─┘
   (Do)    (Act)

この小さなサイクルを、4つのレベルで繰り返す。
└─ 結果、段階的かつ持続的に「レベルがアップ」していく

最後に:成功のカギ

✓ 「ポイント絞った」分析
  └─ 全部改善 ≠ ボトルネックに集中
  
✓ 「宿題」で参加を促す
  └─ サポーターの指示ではなく、自社で実行・成果確認
  
✓ 「見える化」で納得させる
  └─ before/after写真、グラフ、数字で「成果」を実感
  
✓ 「朝礼」で継続支援
  └─ 支援者がいなくても、毎日確認する仕組みを
  
✓ 「改善文化」を醸成
  └─ 経営層と現場が対話し、一緒に課題を解く

これらが揃えば、
「支援終了後も、自走する企業」へと進化する。


版 Control

  • Version 1.0:2026年4月10日作成
  • 対象業種:自動車部品製造業
  • 従業員規模:50人規模
  • 支援期間:10回訪問、約3.5ヶ月
  • 支援形態:現場訪問型伴走支援