販売戦略を考えるのが経営者の仕事です。
(参考)倒産理由第一位は販売不振です。
1.販売戦略の考え方
まずは「お客様は誰で、どんなものを欲しがっているか」をしっかり理解することが大切です。具体的には:
市場・お客様の把握:
「どの地域の方が、我が社の商品をよく買っているか」「競合他社はどのような工夫をしているか」を調べます。
事業成長マトリックスを参考にしてください。
ネットも活用する:
ホームページを作り、情報発信や商品の紹介を行います。また、FacebookやInstagramといったSNSを使って、地域のお客様にも親しみやすい情報を届けます。
実店舗とネットを連携:
実際の店舗でお買い物されたお客様に、後日メールで特別なクーポンを送るなど、店舗とオンラインの両方でお客様をつなげます。
導入するための簡単な手順
① 現状の確認と目標設定
自社の強みや今の販売状況を見直し、たとえば「今後半年で売上を10%アップする」といった目標を決めます。
② 具体的なプランの作成
どの方法を使うか決めます。
例:ホームページを作る、SNSで定期的に商品紹介をする、地域のイベントに出展するなど。
③ 実行
スタッフに新しいやり方を教えながら、実際にホームページの更新や広告を出すなどの作業を始めます。
シンプルなホームページを作る。自ら作ることが費用、効果(更新やSEO対策)から重要です。
ホームページ作成のためにはサーバとアプリ(Wordpressなど)が必要です。
【初心者向け】WordPressとは?メリット・デメリットやできることを解説!をお読みください。
ホームページの上位検索についてはSEO対策をお読みください。
④ 効果のチェックと改善
売上やお客様の反応を見て、うまくいっているか確認します。
例:ホームページを見たお客様が増えたか、イベントでの反応はどうだったかをチェックし、必要なら改善を行います。
費用
ホームページの作成:
自ら作成する場合、初期費用は数万円程度から、また月額費用(サーバレンタル代)1,000円からです。
SNSやオンライン広告:
毎月の広告費として、数万円から始め、効果を見ながら調整。
例:Facebookに月に3~5万円の広告を出し、反応を見ながら内容を変える。
外部の専門家やコンサルタントの利用:
初めのうちはアドバイスをもらうために、1回あたり10~20万円程度。
例:地域の中小企業支援センターが主催するセミナーや相談会を活用する。
まとめ
自社の現状とお客様と市場の理解が第一歩です。
ホームページやSNSなど、インターネットを活用することで、実店舗だけでは届かないお客様にもアプローチできます。
実際の活動(例:地域イベント、メールクーポンなど)と効果のチェックを繰り返すことで、無駄なく売上アップにつなげられます。
費用も、初期投資を抑えた形から始め、効果が見えたら段階的に増やす方法がおすすめです。
このように、シンプルな方法から始め、少しずつ改善しながら進めることで、どなたでも実行しやすい販売戦略になりす。
参考 倒産理由第一位
倒産理由の圧倒的1位は販売不振です。売り上げが減少し、資金繰りが悪化し倒産したケースです。
販売不振への対策は前述の通り当たり前のことを確実にやることにつきます。
ターゲットとする市場ニーズや消費動向の調査
お客様を明確にし、そのニーズに基づいた商品改善、他社との差別化
新規のお客様の獲得および重点顧客化戦略
対面、インターネット販売、委託販売、電話など